専用VJソフトが学習コストを要求する理由
Resolume / TouchDesigner / VDMX のような専用ソフトは、現場で求められる多様な要求に応えるための機能群を備えています。クリップミックス、レイヤー合成、エフェクトチェーン、MIDI/OSC、外部入出力、レンダリング設定——どれも本格的なVJ表現には必要なものです。
結果として、最初に学ぶことが多くなります。これは設計の悪さではなく、扱う領域の広さに対応しているためです。長く使うなら、その学習コストはやがて回収できます。
autovjclub はそれらと役割が違い、最初に必要な概念をかなり絞った設計です。これは表現の天井を犠牲にしている裏返しでもあるので、用途次第で選ばれるべきものです。
autovjclub で覚える概念のすべて
- ジャンルプリセット(自動切替)
- 曲のジャンルに対応した映像セットがあらかじめ組まれており、曲認識結果に応じて切り替わります。最初は触らなくても動きます。
- フィルター 4 種
- blur / hue / brightness / contrast の4つのスライダー。各スライダーの効果は触って数秒で分かる範囲です。
- LFO とマイク連動(任意)
- フィルターを周期的に揺らす LFO と、音量で動かすマイク連動。両方ともオフでも問題なく動きます。
- 歌詞表示モード(任意)
- LRCLIB から取得した歌詞の表示モードが9種類あります。常にオンにする必要はなく、必要な場面だけで使います。
- スマホ遠隔操作
- PC をメイン画面、スマホをコントロール画面として使う構成です。同じ Google アカウントでサインインするだけで連携します。
上の5項目で「全部」です
深く隠された設定や、別途学ぶべきスクリプト言語はありません。覚える対象は上のリストで尽きており、それ以上に学ぶことを増やしてくることはない設計です。
裏返しに、専用ソフトでできる「自由なシグナルチェーン構築」「ノードベースの素材合成」「MIDIサーフェスのマッピング」といった項目は autovjclub では扱いません。そういう自由度が必要な段階に来たら、専用ソフトに移行する方が素直です。
よくある質問
触り始めて何分で動きますか?
ブラウザを開いてマイクを許可し、曲を流せば、初回でも数分以内に映像が動きます。
詰まった時は何を見ればいいですか?
マニュアル(/manual/)に各セクションの説明が、FAQ(/faq/)に運用上のよくある質問がまとまっています。
もっと作り込みたくなったら?
表現の幅が必要な段階に来たら、Resolume / TouchDesigner などの専用ソフトに移行するのが素直です。autovjclub を併用する事例もあります。